積水ハウス(1928)は高配当株として検討できるのか?

今回は積水ハウスについてご紹介いたします。のんびりのびのび育ってくれる銘柄なのでしょうか?まずは概要から。

  • 社名 積水ハウス株式会社
  • 設立 1960年8月
  • 本社 大阪府大阪市北区大淀中1-1-88
  • 決算 1月末日
  • 上場 東証PRM
  • 業種 建設業

TVCMでお馴染みのハウスメーカーです。戸建て住宅、賃貸住宅や不動産仲介はもちろんのこと、都市開発でホテル等の開発・管理も行っています。

この記事は執筆時点で知り得た情報を元に記載を行なっています。記事閲覧時点と状況が異なる場合がありますので、最終的に株式の購入についてはご自身で判断をお願いいたします。

配当金の推移

2013年からの配当金の推移と配当性向はどうでしょうか?

2013年から2023年で、3.92倍(平均増配率15%)へと配当金が成長しています!

配当性向も40%程度となっています。中期経営計画ではこのような記載もあります。

  • 中期的な平均配当性向40%以上
  • 配当金の下限値110円
積水ハウス株式会社 中期経営計画

配当金の下限値が110円なので、現在よりは下がることはないですが、少し積極性には欠けますね。配当金支払は年2回、4・9月の予定です。また、連続増配年数は11期で、現在も継続中です。

売上、営業利益率について

2013年からの売上と営業利益率はグラフのとおりです。

売上については順調に右肩上がりで増加しています。営業利益率は10%を推移しています。

この数字は他の大手ハウスメーカーと比較しても1,2を争う利益を生み出しており、優秀な営業力を有しているといえるでしょう。

EPS、ROEについて

EPS、ROEはグラフのとおりです。

長期で見ると右肩上がりとなっており、今後も配当金を生み出してくれると考えられるでしょう。

事業内容について

主な事業内容としては、戸建や賃貸用住宅の建築のフロー型ビジネスモデルと、賃貸住宅管理やリフォームによるストック型ビジネスモデルが主要です。

戸建住宅は鉄骨住宅と木造住宅のどちらもラインナップとして保有しており、いずれも良質な住宅を建築しています。また、好みは分かれるでしょうがデザインにも力を入れており一定の評価を受けています。

賃貸用住宅では、入居率98%弱と高水準をキープし続けており、安定的な収益があります。高配当株を検討している方にとって安定的な収入があることは頼もしく思えるのではないでしょうか?

投資は行うのか?

現在のところ株価は2,911円(2023年5月19日終値)で配当利回り4.05%、PER 9.99です。

現状では高配当株であることはもちろんPERから見ても割安といえます。ただし、今後金利が上昇していく局面に入ると住宅そのものの売れ行きは下振れしていくものと考えられます。ストック収益を保有しているため業績が大崩れすることはないと思われますが、動向については注意が必要と思われます。

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