アドヴァングループ(7463)は高配当株として検討できるのか?

今回はアドヴァンについてご紹介いたします。のんびりのびのび育ってくれる銘柄なのでしょうか?まずは概要から。

  • 社名 株式会社アドヴァングループ
  • 設立 1975年3月
  • 本社 東京都渋谷区神宮前4-32-14
  • 決算 3月末日
  • 上場 東証STD
  • 業種 小売業

海外からの建材、住宅設備機器の輸入販売及び施工が主な事業です。

この記事は執筆時点で知り得た情報を元に記載を行なっています。記事閲覧時点と状況が異なる場合がありますので、最終的に株式の購入についてはご自身で判断をお願いいたします。

配当金の推移

2013年からの配当金の推移と配当性向はどうでしょうか?

2013年から2023年で、2.86倍(平均増配率12%)へと配当金が成長しています!

配当金は順調に右肩上がりです。2023年は10円の記念配当もあり、大幅に配当金が上昇しています。

2024年の予想配当は40円となっており、前年比で減配となる予想です。順調に右肩上がりできているので頑張ってほしいですね。

なお、配当金支払は年2回、6月・12月の予定です。

売上、営業利益率について

2013年からの売上と営業利益率はグラフのとおりです。

売上についてはコロナ禍もあり2021年、2022年は低下していましたが、2023年に戻してきています。徐々にコロナ禍が明け、経済活動が戻ってきているといえますが、近年の円安により海外製品の輸入は高くなってきており、利益率は下がっていく可能性があります。この辺りは不安定さがあるといえるでしょう。

利益率はかなり高い数字であるため、今後も引き続き維持してほしいものですね!

EPS、ROEについて

EPS、ROEはグラフのとおりです。

ROEは高いとはいえ少しずつ低下傾向にあります。稼ぐ力が低下気味なのは気になるところですね。

事業内容について

主な事業内容としては、ヨーロッパやアジアから建材、住宅設備機器を輸入し販売しています。筆者的にはカタログやショールームがかなり充実しており、客先に「魅せる」を重視している印象があります。いずれもオシャレな建材となっており、海外からのインバウンドでホテル等への販売に強みを持っています。

今後、コロナ禍が明け、経済活動が益々発展していく中で海外から観光客が増加することで、アドヴァングループも発展していってくれると期待したいですね。

投資は行うのか?

現在のところ株価は977円(2023年7月14日終値)で配当利回り4.09%、PER 10.70です。

現状では高配当株であることはもちろんPERから見ても割安といえます。ただ、建材が海外からの仕入れであるため円安の影響は相当なものです。今後米国の動向次第ではどのようになるかは分かりません。また、建築物は大規模な資金が必要になるため、景気の好不調にも大きく影響する可能性があります。

コロナ禍で売り上げが減少していましたが高利益は叩き出していますので、将来的にもこの傾向は続くものと予想されます。配当金は減配せずに頑張っていますので、景気の浮沈を飲み込んで投資でいる人は、投資しても良いかなと判断します。

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